農業と細菌

腸内環境を良くすると、健康になるってよく聞きますね。腸内には、1,000種類以上、約1兆個の腸内細菌が在ると言われています。腸内細菌のバランスが良い程、腸内免疫力が発達・向上する事が、研究結果として報告されていたりします。

それと同じ様に、土壌内の細菌環境を良くすると、土壌が豊かになり、美味しい野菜が出来るとも言われています。

そこで、今回は農業に役立つ主な細菌(微生物)について調べて見ました。

目次

良い菌

糸状菌:カビ。他の微生物の為に糖を作る。

納豆菌:デンプン・たんぱく質セルロース等を分解する。カビの抑制、亜硝酸の還元も行う。

酵母菌:炭酸ガスを発生させ、土を団粒化させる。有機物の腐敗防止、硝酸の還元も行う。

放線菌:固いキチン質を分解する(カニ等の甲殻類の殻、害虫の固い外壁等)但し、放線菌は、ジャガイモのソウカ病の原因ともなる。

乳酸菌:殺菌作用のある乳酸を作り出し、雑菌の発生を抑制し、他の有益菌が働きやすくなる様にする。吸収されにくい養分を、吸収しやすく働きがある。ジャガイモのソウカ病対策にも有効。

根粒菌マメ科の植物の根で、大気中の窒素を植物に供給する事が出来る。マメ科植物は緑肥として有用。

光合成細菌:紅色硫黄細菌等。根の障害を予防する。

良くも悪くも働く菌

硝化菌:硝酸菌・亜硝酸菌のの総称。亜硝酸菌は、土壌中のアンモニア亜硝酸に酸化させる細菌。硝酸菌は、亜硝酸を硝酸に酸化させる細菌。また、酸素が多く、6.5以上ののPH値で栄養が豊富な土壌が乾燥してしまった場合、亜硝酸菌が増殖し、アミノ酸を硝酸にしてしまいます。

悪い菌

腐敗バクテリア:水分量50%以上で、酸欠となると、アンモニア等を発生させる腐敗物質を作り出す。悪い菌を発生させない為には、理想は25%の水分量。40%を超えてくると、バクテリアが発生し始める。

まとめ

生ゴミを放置すると、臭くなる理由がよく分かりました。腐った生ゴミを畑に放置するのは、農業として絶対N.Gですね!

発酵と腐敗は全くの別物である為、うまく良い菌を活用したいものです。

よく完熟した堆肥を使用しましょうと言った文章をよく見かけますが、未完熟な堆肥は悪い菌を生み出してしまう可能性が高いという事ですね。

有機農業は、元来有機物であった物を、細菌の力で分解し吸収しやすくさせる循環型農業という事が、細菌について知るとよく分かりました。

納豆菌・酵母菌・乳酸菌をうまく活用すれば、良い野菜作りが出来るの様な気になりました。

自分の菜園で、様々な実験をしてみようと思います。